UMBに出たら、けっこうな人数の人がブログを見てくれたようなので、関連項目として、あたしがマイクを握ってきた二年半に経験したことを書きます。
私よりもっとすごいアーティストさんが語らずして持っている秘訣があると思し、自分で経験してみないとわかんないとは思う。しかし自分の経験をここに書くことで、誰かの役に立てば、自分のくだらない日常の写真アップよりはいいブログになると思う...と思って書きます。
アメリカ行ったせいで私の作品はUSラップに影響を受けたものから入りましたが、自分がCD出してみて、はたと気がつくと、ライブで会場をどうロックしたらいいのか分かっていませんでした。普通ライブしてファンを作ってからCDを出すけれど、私は逆をやってしまったのですね。
そのせいで、最初のころのライブはひどかったです。どんだけ頑張っても、お客さんを躍らせることができていなかった。毎月の動員ノルマと慣れない徹夜に疲れて、アトピー性皮膚炎になって寝てばかりいました。
2006年初め頃から渋谷CAMPでやっている女性出演者が中心のイベント"CAN CAN CAMP"に出してもらって、風Ring, MIFFER, Shinyさん、DJ Junkoさん、DJ 麻朝さんなど豪華面子のプレイを見ることが出来るようになったんです。私もお客さんをロックする手段をみんなからたくさん学ばせてもらいました。
そこで日本語ラップ狂・・・もといラップに詳しいDJ A-Killahくんに会って、色々日本語ラップについて教えてもらって、いろんな先人の音楽(邦ラップ)を聴くようになり、だんだん何が日本語ラップファンの心に響くかを体で覚えていったわけです。私は普通の会社員の両親を持ち、普通に大学出て就職し、ギャングスタライフは経験していないからそういう歌詞は歌えない。でも、自分が体壊しても徹夜でラップする気持ち、私が世の中に対して思っていることを"Hollar!"という曲にこめて、ライブでやったら、だんだん観客にウケるようになったんです。
経験したことだけをラップした方が、お客さんに気持ちが伝わる(むしろ自分にしか歌えない題材がきっとあるはず)
で、"Hollar!"の歌詞を思いつくまま書いてみたら、なぜか「バトルいどみな」というフレーズが出てきて、そんならバトルを挑まれても答えられるようにならないと、と思ってフリースタイルの練習を始めたんです。自分のリリックに正直に生きること・・・これも周りの尊敬するラッパーの友達から学んだことです。
最初からバトルに出るのは怖いので、オープンマイクに挑むわけですが、それでさえマイクまわしてもらえなかったり、緊張のあまりマイクを落としちゃってラップできなかったり・・・でも、そんな場面で見ていて声かけてくれるのは、女の子たちが多かった。
「すごいすごい!頑張ってね」とか見知らぬ女の子に話しかけてもらえたりすると、ありがたく思う反面、がんばらないと!と発奮してました。
まわりの女子の優しさがなかったら、あたしはここまで来れてません・・・。
レゲエのラバダブの現場に果敢に挑む女の子の姿を見たりすると、逆に話しかけずにはいられない自分がいます。たまに現場のオープンマイクで女子ラッパーと知り合うと、同じような「どうやってラップするか」話になることが多いので、自分の失敗も含めて私が感じたコツを書くと・・・

現場で友達をつくる 色んなサイファーに出てみる

フリースタイルに自信なかったら、韻とか関係なく、言いたいことを素直に言う (現場で出来たラッパーの友達に"韻とか関係ないからさ"といわれて衝撃を受けたのを覚えてます)

あまり露出の激しい服装をせずに、BBOYSに溶け込むような格好をする(これはこないだのUMBで失敗した点)

ライブするときよりも、マイクは意識的に口に近めにして、ラップする(オープンマイクではみんなこうするので、音量が下がっていることが多い。これを忘れてラップしてしまい、何度か「声が出てないんじゃないのーーー」と言われてしまった)

これは人から聞いた話ですが、音量を下げられたり、マイクを抜かれたり奪われたり、悪意を感じることもあるかもしれない。けど気にしない!!

見ている人は、とにかくそこに立ってマイクを握った勇気をたたえているはず。叩かれても気にしない!!

その場では歓迎されてないなと思ったら、あまり頑張らずに引っ込む。回数を積めば、自然と認知されて、マイクが回ってくるようになる!
こんな感じでしょうか・・・まだ自分も全然小物なので、こんなコツを書いている事自体賛否両論だと思いますが、思い切って書きました。
バトルも最初慣れないうちは、見知らぬ相手の人間性を否定するようなことしか言えなくて自己嫌悪になっちゃうかも知れない。けど、強い人は大衆の支持を得ている人だから、そういう人が相手をどう扱っているか見るのはとても参考になります。
I'm still learning, too! てことで、現場盛り上げていきましょう!!